市川團十郎丈のトークショー

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お仕事をしているホテルで「市川團十郎が語る歌舞伎の世界」というイベントが12月17日に開催されました。クライアント様も私の歌舞伎好きはよくご存知でしたので、相方のデザイナーと歌舞伎仲間2人、合計4人で着物で参加させていただきました。

まずはディナーコースを頂戴しながらの歌舞伎談義。
南座恒例の顔見世では、成田屋の十八番でもある「助六曲輪初桜」の狂言がかかっています。
先日、私も拝見させていただいたときの感想や、成田屋の助六と松嶋屋の助六との演じ方の違いなどなど。
やはり海老蔵丈の助六は美しいだろうだ、なんだかんだ、やんややんや!と賑やかなこと。

さてトークショーの前にフルコース
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Menu

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京北の契約農家から届いた季節の野菜とノルウェイサーモンのテリーヌ 帆立貝のリゾット添え

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海老とクリームチーズのラビオリ

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鯛のポワレと堀川牛蒡のラグー 酒粕と清水の黒七味の香り

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牛チャックリブ肉のミジョテと京の根菜をパイ包み焼き

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洋梨のクラフティー

さてメインのトークショーですが、京都造形大学 芸術教育センター 教授 田口章子さんの進行によってはじまりました。
田口先生の講演は何度か足を運ばせていただきましたが、この日はお着物姿。

團十郎丈はしなやかなベージュ(明るめ)の羽織袴での登場です。
ひとつひとつのテーブルを回られながら丁寧にご挨拶をされていました。
お話しは先般のモナコ公演やパリのガブリエオペラ劇場での勧進帳の公演のお話など。
パリの公演には相方とともに2人で伺ったものですから、ヨーロッパ人の青い目と日本人の茶色い目では光量が違うので、日本人の照明は明るいがヨーロッパの人は暗めで、その目の色の違いが劇場の照明の違いに出るなど、海外公演ならではのご苦労話はとても興味深いものでした。
歌舞伎座のさよなら公演も4月で終わり。いまの歌舞伎座は壊され、新しくお目見えするまで数年はかかるそうです。
その4月のさよなら公演で團十郎丈も出演される予定だとか。是非、拝見したいものですね。
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n嬢 白大島にて

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m嬢 茶の総絞りに黒の羽織で

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